塩化ビニルとは

えんかビニル Vinyl Chloride 分子式C2H3Cl。クロロエチレンともいう。無色の気体。ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデンなどの原料になる。アセチレンを塩化水素と反応させてつくる製法と、エチレンを原料とする製法がある。

1835年にフランスのH.V.ルニョーが合成に成功し、同時に重合したポリ塩化ビニルも合成している。塩化ビニル樹脂という場合は、ポリ塩化ビニルのことをいう。しかし、この当時のものは、重合度が低く熱分解しやすかったので、長い間工業材料として実用化できなかった。つかえるものは、1927年にアメリカの化学会社が開発した。重合度やほかのポリマーとの共重合、混合される材料などで、さまざまな性質をもたせることができることから、以前は、汎用プラスチックの代表的材料であったが、現在ではポリエチレンに生産量の首位をあけわたしている。ちなみに94年の日本での生産量は、ポリエチレンが290万tあまりに対して、塩化ビニル樹脂は、210万t程度である。用途としては、成形して各種の製品にするほか、電線などの絶縁被覆、塗料、接着剤などに使用される。日本では、化学会社がこぞって塩化ビニルの製造に参入したため、過剰設備となり、各社とも採算がわるい時期があったが、最近では、整理統合がすすみ改善がみられる。

分子量62.50。融点-159.7°C。沸点-13.7°C。

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